介護施設の入居を拒絶する認知症の父親70歳。どう解決する

70歳高齢者の父が認知症。介護付きの住宅に転居してほしいが拒否をする。この問題をどう解決すればいいか

第1段階の解決策 (心の準備)

 

  • 父親の認知症の程度を把握する

父親の認知症の程度によって、解決策は変わってきます。軽度であれば、本人の意思を尊重しながら、訪問介護やデイサービスなどの介護サービスを活用して自宅で暮らせるようにすることもできます。しかし、認知症の症状が中度から重度の場合は、介護付きの住宅への転居を考えるのが現実味を帯びてきます。

ヘルパーも拒否する場合

自宅にヘルパーを招いて掃除や簡単な調理をしてもらうプランを立てても「自分で出来るからいらない」と受入れを拒絶する人もいます。
まずは、介護サービスの利用に抵抗がないようデイサービスを試してもらうなど、反応を見ながら徐々に慣れていただき認知症の進行程度によって施設入居を検討のタイミングを見極めてもよいでしょう。

  • 父の不安や抵抗を理解する

見守りを進めていく中で、父親が「なぜ、介護付きの住宅への転居を拒否しているのか?」理由を理解することが大切です。一人暮らしをするのが不安、これまでの生活を離れるのが寂しい、など、さまざまな理由があるかもしれません。父親の不安や抵抗を理解した上で、それらを解消できるような解決策を検討しましょう。

  • 父の希望を尊重する

父親が頑なに介護付きの住宅への転居に同意しない場合は、父親の希望を尊重することも大切です。認知症の方の意思を尊重しながら話をすることは、人権の尊重にもつながります。

具体的な解決策(実行)

  • 父の希望を実現できる介護付きの住宅を探す

父親がこれまでの生活を続けられるような、父の希望を実現できる介護付きの住宅を探しましょう。例えば、父の出身地や、父の好きな環境にある介護付きの住宅を探す、父親の友人や知人が住んでいる介護付きの住宅を探す、などです。

  • 父親に介護付きの住宅を体験してもらう

父親に介護付きの住宅を体験してもらうことも効果的です。実際に介護付きの住宅を見学したり、入居者やスタッフと交流したりすることで、父親の不安や抵抗が解消されるかもしれません。

  • 父親に介護付きの住宅を勧める人を探す

父親に介護付きの住宅を勧める人を探すことも大切です。例えば、父親の信頼する友人や知人、かかりつけ医、介護の専門家、などです。父親の信頼できる人から勧められると、本人が介護付きの住宅への転居を受け入れやすくなるかもしれません。

この問題を解決するためには、家族や介護の専門家、地域の支援機関など、資金繰りを模索するならファイナンシャルプランナなど、さまざまな関係者が協力することが大切です。父親の立場に立って、最適な解決策を見つけましょう。

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