20代から早めの資産形成
人生100年時代といわれる現在、60歳以降も働き続けることが当たり前になってきています。
一方で収入は、20~24歳からピーク年齢階層の55~59歳まで一貫して平均年収が上がり、その後は一気に下がっています。
そのため、老後の生活費を準備するためには、20代から早めに資産形成を始めることが重要となるのです。
資産形成の第一歩は、収入と支出を把握することです。毎月の収入と支出を書き出して、赤字になっていないかを確認しましょう。
貯金ができていない・収支が赤字になっている月が多い場合は、早急に支出を見直して、無駄な浪費を削減する必要があります。
支出を見直して、無駄な浪費を削減する方法
必要な支出と不要な支出を判断は曖昧になりやすいので、支出を見直す際には、まずは、固定費と変動費に分けて考えましょう。
固定費「家賃、水道光熱費、保険料」は、毎月同じ額がかかるものなので、削減が難しいです。一方、変動費は、毎月変動するものです。外食や交際費などの変動費を見直すことで、節約効果を上げることができます。
収入と支出を把握したらと、いきなり切り詰めるのはNG!
まずは貯蓄目標を立てましょう。貯蓄目標は、将来のライフイベントや夢を実現するために必要な金額を決めます。例えば、結婚資金やマイホーム購入、老後の生活費などが挙げられます。
貯蓄目標が決まったら、毎月いくら貯めればいいのかを計算します。貯蓄額は、収入から支出を引いた金額の中から決めます。借入のローンのある方は収入-借金-支出から、毎月の貯蓄額を決めると貯めやすくなります。
毎月いくら貯められるかは、収入や支出によって異なります。収入が多い人ほど、多く貯めることができます。また、支出を削減することで、貯蓄額を増やすことができます。
20代で始める資産形成のポイントは、無理のない範囲で始めることです。最初から大きな金額を貯めようとせず、少しずつでも継続して積み立てることが大切です。
資産形成には、様々な方法があります。預貯金や投資など、自分に合った方法を選びましょう。
預貯金は、元本割れのリスクがありませんが、利息も低いため、資産を増やすには時間がかかります。投資は、元本割れのリスクがありますが、利回りが高いため、短期間で資産を増やすことができます。
20代は、資産形成の基礎を身につける時期です。無理のない範囲で始め、継続することで、将来の目標を実現することができます。
参考:
- 金融庁「人生100年時代における資産形成に関する考え方」
- 日本FP協会「資産形成の基本」