2025年6月12日 イオン（8267）が株式分割を発表がありました！「持ってる株はどうなるの？」「これから買うなら、いつが良い？」と気になっている方も多いのではないでしょうか。今回は、イオンの株式分割があなたの保有銘柄にどう影響するか、そして今後の株価推移と売買のタイミングについて詳しく解説していきます。
by 株価チャート「ストチャ」
イオン株式分割の概要
まずは、今回発表されたイオンの株式分割の基本情報を確認しておきましょう。
- 銘柄名：イオン (AEON CO., LTD.)
- コード：8267
- 権利付最終日：2025年8月27日
- 権利落日：2025年8月28日
- 分割比率：1株 → 3株
- 売却可能日：2025年8月28日
注目すべきは、1株が3株に分割される点です。つまり、あなたがもし100株持っていれば、分割後は300株になるということです。
株式分割後の株価はどうなる？
株式分割があると、株価はどのように動くのでしょうか？一般的に、以下のパターンが考えられます。
1. 分割発表〜権利付最終日までの株価
株式分割は、企業にとって株主層を広げたいという前向きなメッセージであり、市場にとってもポジティブなニュースです。
- 株価上昇の期待: 1株あたりの投資金額が下がり、より多くの個人投資家が購入しやすくなるため、「流動性が高まる」「投資家の裾野が広がる」といった期待感から、株価が上昇する傾向があります。発表直後には大きな上昇を見せることも少なくありません。
- 一時的な調整の可能性: ただし、短期間での上昇の後は、一部の短期トレーダーによる利益確定売りが出て、一時的に株価が調整する可能性もあります。
2. 権利落日以降の株価
権利落日(2025年8月28日)には、分割比率に応じて株価が調整されます。
- 理論上の株価調整: 権利落日には、株価は理論上、権利付最終日の終値の約3分の1になります。例えば、もし権利付最終日の終値が3,000円だったとすると、権利落日の理論上の始値は1,000円となるイメージです。
- 流動性向上と買い増し: 1株あたりの価格が下がることで、今までイオン株に手が出しにくかった投資家が買いやすくなります。これにより、取引量が増え、再び株価が安定的に推移していくことが期待されます。
- 企業のファンダメンタルズ: 最終的に株価を左右するのは、企業の業績や将来性です。株式分割は、あくまで投資単位の調整であり、イオンの事業内容や成長性といった*企業の本来の価値が変わるわけではありません。今後のイオンの業績発表や事業展開も、株価に大きな影響を与えるでしょう。
今買うべきか、様子を見るべきか？
これが一番悩ましいポイントですよね。あなたの投資スタンスによって、ベストな選択は変わってきます。
今すぐ買う（分割発表後に上昇している場合）
- メリット: 分割発表による株価上昇の波に乗り、短期的な利益を狙える可能性があります。権利付最終日までに買い付ければ、分割後の株も手に入ります。
- デメリット: 株価が一時的に過熱している場合、高値掴みになるリスクがあります。権利付最終日を前に、利益確定売りが出て株価が調整する可能性も考慮しておく必要があります。
様子を見る
- メリット: 分割発表後の株価の動きをもう少し慎重に見極めることができます。もし短期的な過熱感が収まり、株価が落ち着くようであれば、より良いタイミングで買い付けるチャンスが訪れるかもしれません。権利落日以降に株価が落ち着いたところで、改めて購入を検討することもできます。
- デメリット: 分割発表による初期の株価上昇の恩恵を受けられない可能性があります。また、権利落日以降、分割による流動性向上で株価が再び上昇を始める可能性もゼロではありません。
まとめ：あなたの投資戦略に合わせて判断しよう
株式分割は、株価上昇のきっかけになることが多いポジティブな材料です。しかし、短期的な値動きには注意が必要です。
- 長期保有を考えているなら: 短期的な株価の上下動に一喜一憂せず、ご自身が納得できるタイミングで買い付けるのが良いでしょう。権利落ちで一時的に株価が下がっても、長期的な成長を見込むのであれば、保有し続けることで恩恵を受けられる可能性は高いです。
- 短期的な値上がり益を狙うなら: 分割発表後の株価の動きを注意深く観察し、ご自身のルールに沿って売買を検討しましょう。ただし、短期的な取引はリスクも伴います。
イオンの株式分割は、より多くの投資家にとってイオン株が身近になる良い機会です。ご自身の投資目標とリスク許容度に合わせて、賢い投資判断をしてくださいね！
※投資はご自身の判断と責任において行ってください。本記事は、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
