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新規株式公開(IPO)って何?

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IPOって何?新規公開株で資産を増やすチャンスを掴もう!

「IPO」という言葉を耳にしたことはありますか? ニュースなどで見かけることもあるかもしれませんが、実はこれ、私たち個人投資家にとって、もしかしたら大きなチャンスになるかもしれない魅力的な投資なんです。

今回は、IPOの基本から、知っておきたい専門用語、そして投資する際のメリットとリスクまで、投資初心者の方向けに分かりやすく解説していきます。

IPOって何?「新規株式公開」のこと!

IPOとは、「新規株式公開(Initial Public Offering)」の略です。これまで上場していなかった会社の株が、初めて証券取引所で売買できるようになる手続きのことで、一般投資家の投資対象となる株が公開されることになります。

企業が上場する主な目的は、事業を拡大するための資金を調達すること、会社の知名度や信用力を高めることなどがあります。私たち投資家からすると、これから成長が期待できる企業の株を、上場する前に手に入れるチャンスと捉えることができます。

IPO投資の基本的な流れを理解しよう!

公開株価は購入希望の投資家による入札でも決められますが、主流はブックビルディング(BB)方式による公開価格決定によるものです。
IPO投資は、上場前に企業の株を「購入する権利」を得ることから始まります。その流れを見ていきましょう。

  1. 引受会社(証券会社)の決定 。 IPOの際は、証券会社を「引受会社」として選定します。私たち個人投資家は、この引受会社を通じてIPO株に申し込むことになります。

  2. ブックビルディング期間ブックビルディング」とは、日本語では「需要積み上げ方式」と呼ばれます。引受会社が事前に設定した「想定発行価格」という仮の価格帯を基に、投資家が「この価格なら何株買いたい」という希望を申告する期間のことです。この期間に多くの投資家の需要を探り、適切な「公開価格」を決めるための重要なプロセスです。

  3. 公開価格の決定 ブックビルディングの結果を受けて、最終的な売出価格である「公開価格」が決定されます。この価格で上場前の株を購入することになります。一般的に、公開価格は、企業の本来の価値に基づいた価格よりも、やや低い水準に設定される傾向があります。これを「IPOディスカウント」と呼び、私たち投資家にとっては魅力的な要素の一つとなります。公開価格よりも低くする戦略で、投資家へのインセンティブとして機能します。

  4. 抽選・購入 公開価格が決定すると、実際に購入を希望する投資家に対して、株の割り当てが行われます。人気があるIPO株は、応募者が多いため抽選となることがほとんどです。

  5. 上場(取引開始) その後、証券取引所に上場され、株式流通市場で株の売買が開始されます。上場初日は公開価格に比べ初値が高くなる傾向にあります。

IPOのメリットとリスク

メリット:なぜIPO投資が人気なの?

  • 購入価格より初値がつきやすい「IPOディスカウント」 先ほど触れた「IPOディスカウント」により、公開価格が割安に設定されることが多く、上場初日に付く「初値」が公開価格を上回ることが珍しくありません。初値が公開価格を上回れば、その時点で利益を出すことができます。これがIPO投資の最大の魅力であり、人気の理由です。

  • 短期間での利益が期待できる 初値で売却すれば、短期間で利益を確定できる可能性があります。

  • 成長企業への投資機会 今後大きく成長する可能性を秘めた企業に、早い段階から投資できる機会を得られます。

リスク:注意すべき点も把握しておこう!

  • 必ず当選するわけではない 人気のあるIPO株は抽選倍率が高く、なかなか当選しないのが実情です。何度も申し込んでも、なかなか購入できないこともあります。

  • 初値が公開価格を下回る可能性も 必ずしも初値が公開価格を上回るとは限りません。市場環境や企業の事業内容によっては、初値が公開価格を下回る「公募割れ」となるリスクもあります。その場合、損失が発生することになります。

  • 流動性のリスク 上場直後は売買が集中し、株価が不安定になることがあります。また、上場後の企業の事業が計画通りに進まないリスクもゼロではありません。

増資とIPOの関係:「追加発行」の仕組みも知ろう

IPOは、企業が新しく株式を発行して資金を調達する「増資」の一種です。特に、上場する際に新しく株式を発行して、広く一般の投資家に購入してもらうことを「公募増資」と呼びます。

企業は上場後も、さらなる事業拡大や新規事業への投資のために、追加で株式を発行し資金調達を行うことがあります。これを「追加発行」と呼びます。

追加発行にはいくつか種類がありますが、代表的なものとして「株主割当増資」があります。これは、既存の株主に対して、持っている株の数に応じて新株の購入権利を与える方法です。これにより、既存株主の権利が不当に希薄化されることを防ぐ目的があります。

IPO投資を始めるには?

IPO投資に興味を持ったら、まずは証券会社の口座を開設することから始めましょう。複数の証券会社で口座を開設しておくと、より多くのIPOに申し込むチャンスが増えます。

IPOは、大きな利益を狙える魅力的な投資ですが、一方でリスクも存在します。焦らず、企業の事業内容や将来性、市場の状況などをしっかり確認し、ご自身の判断で投資を行うようにしましょう。

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